お爺さんと孫 / 写真その他

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左からジャンヌ、ユーゴー、ジョルジュ。
この記事にも載っていた写真です。


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孫たちは成長し、お爺さんは年老いました。
でもこのお爺さんの誇らし気な表情。子供たちもお爺さんが大大大好き。









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マーロン・ブランドと白い猫。


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こんな表情は、猫にしか見せないのではないかと、わたしはふと思いました^^;。





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これはジョン・カサベテス。若っ。猫が気持ちよさそうな表情。




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ハイキングコース、ツリーハウスのシーリングらくがき。
"WISH YOU WERE HERE"
ピンク・フロイドの曲です。

きみがここにいてくれたら。






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実家のわん、チョコ。 暑いからってころころ刈りにされて帰ってきて、寒いんじゃないの?と心配しましたが、既に毛も生え揃っているそうです。ヨカッタ! 本犬、笑ってますし。。。
よかったらチョコ君をぽちっとありがとうございます。




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ベルトン・タイプドールの魅力

  • Day:2014.07.15 17:21
  • Cat:人形
ベルトン・タイプとは1875年頃から制作されるようになった初期ビスクドールたち。

以前はフレンチと称されることが多かったようですが、現在はドイツの無名、かつ複数の工房で作られていた子たち、というのが定説です。
ただ、フランスでも同時進行で作られていたということも十分あり得たと思います。

何故ベルトン・タイプと呼ばれるのかは、勉強不足で、今のところわたしにはよくわかっていません。
フランスの人形メーカーにベルトンという工房があったようですが・・・・関係は????


ベルトンタイプと呼ばれる子たちの特徴は、ドームヘッドてっぺんにストリンギング用の穴が1~3つほど開いていることです。
(目を入れる作業は首の狭いオープニングから入れるしかなかったので、結構大変だったのではないかと思います)

綺麗なペーパーウェイとアイ、ピアスホールがあることもベルトンの特徴です。
ヘッドマークは番号のみ、という子が多く、工房名は大概の場合不明です。

フレンチドールをお手本に、複数の工房がそれぞれ想像力を駆使し、、独自の個性豊かなお人形たちを作り出していました。

ベルトン・タイプの魅力は、なんといっても、同じモールドの子が殆ど居ないため、顔が皆ユニークであること。
ペーパーウェイトアイもそれぞれ個性があること。
ボディにも工夫が凝らされていること。


そしてこの子。現在ショップで待っています。

この子の肘から下はビスクアームです。

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何故に?と聞かれると困ってしまいますが、そういう余計な手間に、わたしなどはぎゃふんとなってしまうのです。

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右手は指先、爪の先まで丁寧に丁寧に。


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そして左手も抜かりな・・・・あれ? 右手でちょっと力尽きちゃった・・・電池切れ?でしょうか。
この辺の適当さがまたたまらなく愛しいのです。
(どちらもオリジナルです^^:)



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もう一人ベルトンちゃんを紹介します。

この子は友人のディーラーさんの子で、「今のところ」(←ここがミソ)は、売りに出すことはないそうです。
(暫く持っていたいとのこと)

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この子にはなんと、ウエストがあります。
番号は見そびれてしまいましたが、お顔は間違いなく Bahr & Proschild の子ですよね。

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こ、この迫力の木彫りのオチリ。。。。。


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くねくねっと見返り美人風のポーズもできますよ。 きゅっ



ベルトンちゃんたち、かわいくて楽しい、一石二鳥さんたちです。





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ヴィクトル・ユーゴーの選んだ人形:ユレー、ファッションドール

  • Day:2014.07.04 20:39
  • Cat:人形
2010年7月、Theriault's オークションに、美しい一体のユレーのお人形と、その豪華な付属品が出品されました。

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Theriault'sの画像です。




このお人形のオリジナルオーナーの名前はアリス・アセライン。

贈り主はヴィクトル・ユーゴー。



以下、オークション前 Antique Doll Collector マガジンに紹介された記事の要約と写真の転載です。



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それは・・・・1866年に出版された 『海の労働者』 の無垢なヒロイン Deruchette を記念し、
ヴィクトル・ユーゴが親友アルフレッドの娘アリスに贈ったお人形。

アルフレッドによると、ユーゴーは、小説のロマンチックなヒロイン デルシェット を彷彿とさせる、 
1868年のガーンジーに住むエレガントな女性の衣装を忠実に再現するようユレー工房に依頼したとのこと。

”スカートの刺繍からシューズに縫い込まれたライン川の石に至るまで、
完璧に本物の女性のものを再現していた”






「亡命期のユーゴーの最も偉大な作品は?」

アルフレッドが尋ねるとアリスはこう答えたという


「わたしのお人形!」


 !!!


アリスは11歳になるまでデルシェットの「ママ」でした。




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上の衣装は1875年、デルシェットがユレー工房を「最訪問」した際に誂えられたもの。


ちなみに、「レ・ミゼラブル」が完成したのは1862年。途中中断があってのことで、執筆は1845年から始まっています。
コゼットのお人形はどこの工房がモデルだったのでしょうか。(以前の記事




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デルシェットの豪華な衣装の数々。


普仏戦争のフランスの大敗、ナポレオン3世の失脚を機に、1870年、ユーゴーとその一家はフランスへ戻ります。

敗戦後のパリでの生活は、食料難が深刻で、相当厳しいものだったようですが、それでも孫たちには不自由をさせまいという静かな気迫がユーゴーの日記から窺われます。

ユーゴーの日記から:

”10月初め。 帰途、ちびたちの為に玩具を買う。哨舎小屋に居るズアーブ兵(フランスの歩兵)の人形はジョルジュへ。
ジャンヌには目を開いたり閉じたりする人形を。”



1871年、パリでの食糧難は悪化の一途を辿り、ユーゴー一家も「何の肉かも分からない」ような食事を取りますが、
ユーゴーは孫たちには玩具を買い与え続けます。
まるで何かにとり憑かれれたような執念の愛情です。

不安定な政局が続くその年、ユーゴーの愛息チャールズは、妻と幼い子供((ジョルジュとジャンヌ))をユーゴーの手に残し、苦悶の末死去します。

ユーゴーと一家への心身的打撃は相当だったようですが、
心の傷を癒すためでしょう、残された一家はガーンジーへの旅行を繰り返します。


その何度目かの旅で、デルシェットは、アリスからジャンヌの手へ渡ったものと解釈されています。

成長しつつあるアリスが、まだ幼いジャンヌへデルシェットを譲り渡したのでしょう。


それとも思いいれたっぷりに注文制作された人形を、孫のジャンヌの手へ是非、と、ユーゴー自ら切り出したのかもしれません。なんだかそんな気もします。



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長くなってしまうので、そろそろ結末を・・・・と思うのですが、もう少しお付き合いください^^’。

デルシェットが孫のジャンヌの手に戻ってきたとき、デルシェットは再度パリのユレー工房を訪れ、沢山の新しい、1870年代中期の最流行デザインのドレス、アクセサリーと共に帰宅しています。

左上の写真、溢れるほどの下着類、トランクに記されたジャンヌの名前、細やかなユーゴーの愛情を感じます。

その下の丸く切り抜かれた写真は、ユーゴーに抱かれる幼いジャンヌとジョルジュ。1875年。

下段の写真は左が子供時代のジャンヌ。真ん中が1880年代のジャンヌ。
そして右の写真がジャンヌの母アリス・ユーゴーに抱かれるミシュリーヌ(1921年撮影)。

*チャールズの妻(ジャンヌの母と、デルシェットの最初のオーナーの女の子、二人とも名前はアリスですが、勿論別人です。


このミシュリーヌこそが、オークション出品前までのデルシェットの最後のオーナーでした。


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ミシュリーヌとは誰か。

最初のオーナー、アリス・アセラインの孫、それがミシュリーヌです。

ヴィクトル・ユーゴーの死後も、アセライン家とユーゴー家は親密な交際を続けました。

アリス・アセラインがやがて結婚・出産し、娘アメリーが誕生、更に時を経て、アメリーが成長・結婚し、娘ミシュリーヌが誕生すると、ジャンヌの母アリスがミシュリーヌのGodmother(代父母)になっています。
(それが1枚上の画像の、右下の写真です。小さいですが)

やがてアリス・ユーゴーの遺言で、娘のジャンヌがミシュリーヌのゴッドマザーとしての役割を引き継ぐことになります。


そしてやっと結論へ!
ジャンヌがミシュリーヌへデルシェットを贈ったのでした。
記事から推察するに、1920年代のことのようです。
以降、2010年のオークションまで、ミシュリーヌはデルシェットを大切に保管してきました。

両家の互いへの深い愛情が感じられる、友情の証がデルシェットだったのです。


英文を読んでいてもやや、ややこしかったので、日本語でもちゃんと説明できているかどうか不安です。
少しまとめます。

お人形デルシェットのオーナー遍歴:

① ヴィクトル・ユーゴーが小説のヒロインのようなお人形を、とユレー工房に依頼、購入。
1860年代後期に友人の娘、アリスに贈る。人形の名前は小説のヒロインにちなんでデルシェット。

②アリスから、ユーゴーの孫のジャンヌの手へ。1870年代中期。この時期、ユーゴーの手により、デルシェットは再度ユレー工房を訪れ、ボディの手直し、小物やドレスの新調を行う。

③ジャンヌから、アリスの孫ミシュリーヌに贈られる。(たぶん1920年代)

④2010年、オークションへ。


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この圧巻の数のアクセサリー、オリジナルオーナーのアリスが加えたものもあると思いますが、
大半はユーゴーがジャンヌのためにユーレ工房に依頼して買い足したもののようです。

ジャンヌと次のオーナーのミシュリーヌが、どれだけ大切にお人形を扱っていたかが窺える保存状態です。



ところで、デルシェットのユニークなウィッグ、最高にかわいいですよね。
このウィッグは1860年代のオリジナル、ブルーのシルクドレスは1870年代にユーレ工房で彼女のワードローブに
加えられたもの。


壮大なロマンと愛情に包まれて、現在も奇跡のように存在するお人形です。


最後に、ちょっと気になるオークションでの落札価格は・・・


皆様、大体想像できますでしょうか^^?




以下に答えがあります。


























160000ドル (日本円で約1千6百万)



記事は以上です。




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